「うずまこ〜て快議は大ボラ吹きで動き出す」
原動力はワクワク・ドキドキする心
小見

小見 まいこ 
 
2009.071.10学校だより第8号より

縄文人にかえり、共生と平和の精神を思い出す縄文の雄叫び

「うぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ」と縄文の雄叫びが鳴り響く。縄文の精神といのちの鼓動を身体いっぱいで表現する恒例の『縄文の雄叫び』だ。
 十日町市中条地区は、国宝に指定された火焔型縄文土器が発掘された地域。縄文の里としてまちづくりを始め、中心イベントであった「じょうもん市」が今年の6月で10回目を迎えた。
 「火焔のまつり」と題した前夜祭は、縄文にまつわる一流のアーティストもかけつけ、多くの人でうめつくされた。太鼓をたたいて、踊って、笑う中、縄文時代の自然やいのちへの畏敬の念を心が思い出したような懐かしい感覚になった。 
 じょうもん市本番は「縄文衣装コンテスト」「じょうもん雄叫び大会」など縄文にこだわり抜き、子どもも大人も楽しめる工夫や仕掛けで大いに盛り上がった。



大ボラ(でっかい夢や理想)は、未来に向けて動き出す力となる

 さかのぼること半年。「愛と平和が生まれる里にしよう!」「中条が動けば世界が変わる!」などみんなで大ボラを吹いた記憶が蘇る。平成20年より十日町市中条地区の震災復興デザイン策定事業のアドバイザーとして中条地区に関わらせてもらっている。「うずまこ〜て快議」と題しワークショップを展開し、最後を飾ったのが「大ボラ吹き大会」。「おれは、大ボラ吹くの苦手なんさ〜」と話していた人もいたが、その時間になると、ダイナミックなホラ、予想をはるかに越えたホラが次々と生まれた。
 ホラは夢や理想であるが、それに向けて一人ひとりが動けば、いつか現実となる。
「ないものねだり・問題共有」よりも、「あるもの探し、夢共有」の方が未来に向けたエネルギーを生み出し、推進力につながることを改めて感じた。企業などの組織もいっしょだ。数字や悪いところばかりあげていても、主体的に関わろうとする姿勢や働きがいは生まれない。
 地域の人がわくわくできるプログラムかどうか、そして自分のでっかい夢を語ることのできる安心の場かどうか、コーディネーターとして大切な視点だと思った。
 縄文の共生と平和の精神が、『縄文の雄叫び』のように世界の大地に鳴り響き、
中条が世界の愛と平和の里であることを想像した。私ならこの辺で役立てる!と胸が高鳴る。そんな、いのちがきらめくワクワクドキドキを生み出していきたい。

(写真説明上より)
●縄文の雄叫び
優の苅谷俊介さん、縄文精神につながるアイヌ文化をつたえる宇梶静江さん、鼓童の創設者である山口基文さん、唯一の県内出身プレイヤー小見麻梨子さん、栃木のプロダンサー妻木律子さんら一流の人もかけつけ、プロの演技を楽しんだ
夢を語るワークショップ